JR端末券(2)~切符の効力

(注意:マニアの方へ・・・初心者向けの記事にするため、一部不正確な記載があります。)

切符の種類、と言っても、乗車券、特急券くらいしか知らない人が多いと思います。
ここでは大雑把にどのような切符が存在するか見ていくことにします。

JRの規定では、乗車券「類」として、
・乗車券:A駅からB駅へ移動するために必要な切符
・料金券:特別な座席、車両を使用するために必要な切符
が大きく分けて定められています。(その他に、入場券や特別企画乗車券などがありますが・・・)

例えば新幹線で東京から新大阪に移動することを考えましょう。
まず、東京から新大阪に移動するためには乗車券が必要です。
しかし、この切符だけでは新幹線に乗車することはできません。(勿論、普通列車で延々と新大阪まで移動することはOKです。)
新幹線を使って早く移動するためには新幹線の特急券が必要になります。

(1)乗車券
JRの規定では、普通乗車券には片道乗車券、往復乗車券、連続乗車券の3種類が定められています。「普通」でない乗車券として、回数乗車券、定期乗車券があります。

(1-1)片道乗車券
文字通りの片道切符です。同じ経路を通らないことが大前提です。


(1-2)往復乗車券
ある経路と全く同じ経路を戻る場合の切符です。


(1-3)連続乗車券
一部区間が重複してしまい、片道乗車券とも往復乗車券とも言えない場合に2枚の切符に分割して連続乗車券として発売する場合があります。

(1-4)回数乗車券です。
いわゆる回数券です。マルス券の回数券には120mm券の表紙がついてきます。


(2)料金券
特急券、急行券、グリーン券などの切符です。
(2-1)特急券
正式名称は特別急行券。正式には急行券の一種ですが、最近は特急券が主流であるため、ここでは特急券を別の項目として立てることにしました。
 在来線の特急券です。
 在来線の自由席特急券です。
 在来線のB特急券です。実はJRの特急には区間によってA特急、B特急の違いがあり、B特急の区間に対応する特急券がB特急券です。
 B特急券の自由席版です。
 特定特急券です。正規の特急料金に比べ、特別に区間を指定して安くしている場合などに、「特別に料金を定めた特急券」として特定特急券が発行されます。
 新幹線特急券です。この券はグリーン券とまとめて1枚の切符になっています。
 新幹線自由席特急券です。
 新幹線自由席特急券/特定特急券です。この特急券は、東海道新幹線のひかり・こだま号に対しては自由席特急券として機能し、のぞみ号に対しては特定特急券として機能します。
(制度上の面倒くさい話は割愛します。)
新幹線特定特急券です。新幹線は1区間が安く設定されている場合があり、この区間に対応する切符が特定特急券です。

(2-2)急行券
現在は定期運行している急行列車はありませんが、急行券の例を挙げます。

因みに、特急券の場合と異なり、自由席急行券というものはありません。規定上は、急行券は自由席が基本であるとの考えがあり、指定席は指定席券と併せて発売します。

(2-3)指定席券
普通列車(快速列車を含む)の一部列車で指定された座席に座るために必要な切符です。また急行列車で座席指定を必要とする場合に使われます。

(2-4)グリーン券
グリーン席で快適に過ごすために必要な切符です。
普通列車では、「普通列車用グリーン券」という名称が使われます。
特急列車ではグリーン券は特急券とセットで発売されます。(上述の新幹線特急券の例を参照)

(2-5)寝台券
寝台車を利用するための切符です。一般に、特急券とセットで発売されます。
(3)その他
(3-1)入場券
駅構内に立ち入るために必要な切符です。

(3-2)特別企画乗車券
普通の切符と異なり、特別なルールが適用される切符です。(フリーパス、数枚の回数券、など)

(3-3)指定券
指定「席」券ではありません。特別企画乗車券などで、座席を確保するために使われる0円の切符のことです。指定席券と区別して、「指ノミ券」や「ノミ券」などと呼ばれることもあります。


1枚の指定券で2本の列車の座席を記載することも稀にあります。

(3-4)契約乗車票
実は切符ではありません。主に旅行のパックなどで付属する切符です。
旅行会社が予め大きな団体として大口契約を結んでおり、その団体の1人として乗車する場合に現れます。

このような切符には値段の表示がありません。左上に契の印があるため、「マル契」などと呼ばれます。

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